「ぎゃーー!!」
「・・・ぎゃーって・・、酷いですねぇ、東上さん」
「いきなり圧し掛かれたら普通はギャーって叫ぶだろーが!!」
「そうですかぁ?これから子作りをする仲なんですから、
ギャーは止めて欲しいですねぇ」
「こ、子作り??」
「そうですよ☆」
「そうですよって・・・、おい、副都心」
「なんです?」
「なんで俺とお前が子作りしなきゃなんねーんだよ?」
「何故って・・・西武有楽町線があるからですけど?」
「は?」
「僕、さっき思ったんですよね」
「・・・何を?」
「西武有楽町線はあるのにどうして西武副都心線はないのかな、って」
「・・・それは・・・、有楽町線が先に開業したからだろ?」
「それも一理あるのでしょうね」
「・・・一理って・・・他にもあるのかよ?」
「ええ。こっちのほうが最もだと思います」
「・・・・どんな理由だよ?」
「もともと先輩と西武さんつながって、僕と貴方が繋がる予定だったでしょ?」
「・・・あー・・・、計画当初はそうだったような気が・・・?
でも車庫の関係やお前の認可の問題で有楽町と俺が先に直通したんだよな?」
「そうです。ですから西武さんが西武有楽町線を『有楽町』と名づけたのは頷けるんですよ。
もともとあちら様は有楽町線とだけ繋がる予定だったんですから」
「・・・成る程な」
「で、僕は思ったんです。なんだかそれってズルイって」
「はぁ?ずるい??何が???」
「先輩だけ同じ名前の子がいてずるいなって」
「・・・そうかぁ?」
「でも西武さんにはもうお願いできないじゃないですかぁ?
だって西武有楽町がいますからね」
「・・・まぁ、そうだな・・・」
「ですからここは東上さんにお願いしようかと思いまして」
「・・・俺?」
「そうです。貴方はもともと僕と繋がる予定だったんですから」
「・・・・で?」
「はい♪僕と貴方とで子作りをしましてですね!
で、東武副都心線を作ろうかと・・・・」
「・・・・!!!はぁっ!!?」
「いいアイディアでしょう?」
「どこがだ!?俺はイヤだ!!」
「ふふっ」
「な、なに笑ってんだよ!?」
「東上さん?僕ははじめから貴方の意見は聞いていないんです。
だってこれは決定事項ですからね☆」
「決定って・・・っ、うわっ!ギャーーー!!やーめーろーー!」
「イヤよイヤよも好きのうちですよ♪」
「んなわけあるかよ!!本当にイヤだってわかれよ!」
「照れる必要はないですよ☆
大丈夫ですって!きっと東武副都心線は可愛いはずです!」
「俺には越生だけで十分なんだよ!!やめ・・・やめろっ」
「子供は一人より二人のほうがいいですよ。」
「そういう問題じゃねーー!!第一に俺は男だからまず妊娠できねーよ!!」
「大丈夫!なんとかなりますって!それでは一緒に励みましょ~」
「なんとかなってたまるか!!てか俺は励む気はねーんだってわかれーー!!」
「往生際が悪いと縛っちゃいますよ?」
「もうすでに縛り始めてるじゃねーかよ!!このドエスがーー!!」
「それは最高の褒め言葉ですね☆」

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