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管理人の日常や腐った話など・・。
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    やっと金曜日!!

    一週間って長い!!
    金曜日は気が抜けて、仕事をミスる(おい)。

    まぁ、社印の真ん中が空白になっちゃって押しなおしただけなんですけど、紙をムダに一枚出してしまうわけで、エコじゃないですよね!








    続きは有楽町と東上の駄文。
    有楽町の誕生日は覚えやすいから忘れない(笑)
    だから書ける。
    ちょっと早いけど、ブログにUPします。


    ・・・暗いです、甘くないです。鉄分ないです。




    明日は有楽町にOPENしたというルミネに行こうかと思っています。
    風邪も大分よくなってきたんで♪

    でも、給料日前なのでなにも買わずに帰ってきそう・・・・。











    誕生日に何が欲しい?と聞かれれば、
    『平穏』と答えてしまいそうな自分がいる。
    それほど自分の接続先は個性的な連中が多いからだ。

    ああ、せめて誕生日くらいは西と東が争わないで欲しい。
    ああ、本当に、頼むよ・・・・。


    と、願ったからなのかどうなのかは分からないけど、
    俺の誕生日はどうやら平穏に終わりそうだ。
    西も東もいがみ合ってない。
    どこも人身などの事故も起きず、
    いたって正常ダイヤだ。


    ああ、神様!ありがとう~、って思っていたら・・・・。












    「ご自分の誕生日に発煙だなんてついていないですねぇ」






    と、言ったのは俺が教育を間違えた後輩だった。
    そんなことわざわざ言いにきたのか??

    俺に何かが起きると副都心もダイヤが乱れるわけで、
    案の定というか、アイツは渋谷~池袋の折り返しになっていた・・・。
    なんでいつもアイツが池袋までで、俺が残りを担当するんだか分からない。
    ・・・・和光市~小竹向原間ってもともとはアイツの路線じゃなかったか??
    あ、でも俺が先に開通して、とっちゃったようなもんだから俺の路線なのか??
    うーん・・・、複雑だ。

    まぁ、とにかく俺は西武とも東上とも直通を切って、
    なんとか遅れを取り戻しつつ、直通を回復させダイヤを正常近くまで戻した。









    ・・・・シンッ・・・・、と静まり返る構内。



    ・・・静かだな・・・・。



    俺は誰もいない夜の構内を歩きながら、
    大きなため息を吐いた。





    ああ、せめて誕生日くらいは平穏に過ごさせてくれてもいいのに・・・。
    俺はどこまで不幸体質なんだろう?
    これから夜中まで書類書かなきゃだし・・・・。

    って、思いながらメトロの待機所に向っていたら、
    反対側から東上が歩いてきた。
    今夜はどうやら池袋に泊りらしい、・・・・俺もだけど。

    ああ、文句を言われるのかな?
    直通を切ることや、発煙の連絡は副都心に頼んじゃったからなぁ・・、
    絶対に文句を言われるなぁ・・・・、
    と構えていたら、



    「・・・・おつかれ」



    ・・・・・と、その一言だけだった。



    あれ??
    あれれ???



    どうしたんだろう??
    いつもの元気がないな?




    あまり覇気がないな・・・・・?
    なんかあったのか???

    嫌だなぁ・・・、今日はもうゴタゴタは沢山だ。

    俺は早々に立ち去ろうと営業スマイルを浮かべて返した。

    「おつかれー、今日は悪かったな」


    一応、今日の遅延の侘びも入れておく。
    よし、完璧だ!
    立ち去ろう!!

    ・・・と、思ったのに・・・・、


    「有楽町」


    ・・・・呼び止められた。


    「・・・・え?なに???」


    呼び止められたら、振り返らないわけにはいかない。
    なにせ相手は直通相手だ。


    「・・・・これ」
    「え?」

    東上の手から何か、渡された。
    小さな紙袋だった。

    「・・・・なに、これ?」
    「お前、誕生日だろ?」
    「・・・・!そうだけど」


    まさかプレゼントだろうか??
    半信半疑で渡された紙袋をあければ、
    中からはクッキーが出てきた。
    ・・・しかも南瓜風味のようだ。

    「・・・クッキー?」
    「・・・一応、世話になってるし、俺のときも貰ったからな」
    「貰っていいのか?」
    「お前のために焼いたクッキーだからな・・・、いらなけりゃ捨てろ」
    「い、いやいやいや!!捨てるなんてもったいない!!
     丁度、小腹も好いてたし食べるよ!!」


    ・・・なんと、まぁ・・・。
    明日は槍でも降りそうな按配だ。
    あの東上が俺にプレゼントなんて・・・・。

    「お腹空いてんのか?まぁ、今日は大変だったしな・・・・、なら丁度よかったな」


    喰えば?と言われたので食べないわけにもいかない。
    俺は「ありがとう」とお礼を言いつつ、紙袋からクッキーを一枚、取り出した。


    「いただきます」


    サクッと一口・・・・。




    「・・・・・あ、美味しい」



    口に含んだ瞬間、ホロホロととけるクッキー。
    南瓜の甘みも嫌味がない位の甘さで・・・・、疲れた身体に染み渡っていく感じだ。

    俺が素直に感想を言うと、東上が真っ赤になった。


    あ、なんか今日は素直だ。


    「ふ、ふん!お世辞なんか言ってもこれ以上は何も出ねーぞ!!」
    「お世辞だなんて・・・、本当に美味しいよ。
     これから一人で小腹すかせながら始末書を書かなきゃ~って思って所だったし、
     東上のクッキーは本当に嬉しいよ!」

    本当に、本当だよ、と力説すれば東上は益々赤くなった。
    お礼とか、言われなれていないのか?ひょっとして・・・・。
    と、思っていたら、東上は俺のある言葉に反応した。


    「・・・一人?副都心は?」
    「アイツはもう今日は宿舎!まぁ、今回は俺のとこの発煙が原因だから仕方ないけど、
     『先輩は一人でも平気ですよね~?』って・・・・、本当に薄情なヤツだよ」

    ため息を吐きながら言えば、東上はたいして興味もないのか、フーンと言うだけだった。
    ああ、今日の会話はこれで終了かな、と思っていたら、
    意外にも会話は続けられた・・・・。

    「確かにお前はほっといても大丈夫そうに見えるよな」
    「あ、そう??やっぱり??昔から銀座にもよく言われてるんだよな~、
     『有楽町はほっといても大丈夫だから安心だよ』って」

    ・・・本当に昔から言われている言葉。

    ・・・・信頼されているからこその言葉なんだろうけど、
    だけど・・・・、俺は時々・・・・・。

    「・・・・だろ?」

    昔を思い出して少しだけ肩を落としていたら、
    フイに東上の声が聞こえてきた。


    「・・・え?」



    なに??なんて言ったんだ??
    俺が顔を上げて東上を見つめれば、
    東上は真っ直ぐに、真面目な顔でもう一度言ってくれた。



    「・・・ほっといてもとか、一人が大丈夫なやつなんていねーだろ?」
    「!!?」
    「・・・少なくとも、俺は嫌だ・・・・」

    東上は真っ直ぐに俺を見つめてそう言った。


    長い、長い間・・・、一人で走ってきた東上が言うと、
    なんだかとても重いものに感じる・・・。


    「・・・!!お、おい!!」
    「え?なに??」
    「おまえ・・・、何で泣いてんだよ!?」
    「・・・へ?」

    泣いてる・・・?
    俺が・・・・?

    東上に指摘をされて、俺は初めて泣いていることに気がついた。


    「あれ・・?」
    「・・・どっか痛いのか?」
    「・・・いや・・・、そうじゃない・・・、いや、痛いかな・・・」
    「・・・どっちだよ?」

    東上の顔がが呆れ気味になる。
    けれど、いつも越生にそうしているんだろうな・・・、
    俺の頭をそっと撫でてくれた・・・・。
    それが無性に気持ちよくて、涙がまた溢れた。

    「・・・有楽町?」
    「うん・・・ごめん・・・、でも痛くて・・・・」
    「・・・痛い?どこが・・・?」

    心配そうに俺を覗き込んでくる東上。

    どこが痛いって・・・・、


    『心』と言ったら、東上は殴るだろうか?



    でも東上が初めてなんだ。




    『・・・ほっといてもとか、一人が大丈夫なやつなんていねーだろ?』


    って、言ってくれたのは・・・、分かってくれたのは。

    そうだ・・・、俺だって本当は・・・ほっとかれても大丈夫なんかじゃない。


    「・・・ごめん、東上・・・」
    「・・・は?うわっ・・ちょ・・・」

    俺はこれ以上、涙を見られたくなくて東上を強引に抱き寄せた。



    ・・・初めて抱きしめた東上は思っていたより小さくて、
    腕の中に納まって・・俺の心はそれにまた締め付けられた・・・・。

    ・・・何かを感じたのか、
    東上はだまって俺を抱きしめ返してくれた・・・。

    その好意にまた胸が締め付けられる。





    『・・・ほっといてもとか、一人が大丈夫なやつなんていねーだろ?』



    ・・・その言葉は、案外最高の誕生日プレゼントかもしれない・・・・。


    東上が寂しそうなとき、今度は俺がその言葉を言おうと思った・・・・。






    『あとがき』



    貴女はほっといても大丈夫、は私が子供の頃によくいわれた台詞です。
    主に先生から言われました。
    そのたびに思ったのが、「ほっていても大丈夫」な子はいないんだぜ!!ということ・・・・。
    ま、銀座様は先輩にそんなこと言わないだろうけど、
    優等生が言われがちな台詞で作った誕生日(?)駄文。

    ・・・続きは・・・、HPでUPできたらいいな・・・、


    てか、読みたいですか???この後の甘甘な二人・・・。
    甘甘になるのかしら??

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