「いや~・・・、はっぱり東上さんはご自分が大好きですよね!
と、いうか自己主張が強いんですかねー?」
「は?お前は突然何の話だ?」
「え?だって先輩もそう思いませんか?」
「???何が?」
「東武さんとこで、ついにナンバリングが始まるんですよ!」
「・・・!ああ、確かスカイツリー開業に合わせて、
伊勢崎の相性が東武スカイツリーライナーになって、
ついでに東武の路線を5つに分けてとか何とかのだよな?」
「ええ、そうです。東武スカイツリライナーは『TS』、
伊勢崎さんの残りの区間は『TI』、
日光さんが『TN』、野田さんが『TD』らしいです」
「野田が『TD』なのは日光と頭文字が同じだからか?
NODAの『D』だよな?」
「おそらくそうでしょうね♪
伊勢崎さんはISESAKIだから『TI』、
日光さんはNIKKOだから『TN』ですね」
「それから東武だからTOBUの『T』がつくわけだな」
「そういうことです」
「・・・で、お前の言っていた東上が自分が好き発言はどういう意味なんだ??」
「だって先輩、よく考えてみてくださいよ~」
「????」
「東上さんは東武東上さんで、TOBU TO-JOさんですよ?」
「・・・だな。それで?」
「野田さんをのぞく皆さんのパターンでいけば、
東上さんは正しくは『TT』じゃないですかぁ」
「・・・・確かに」
「なのにナンバリングはTJ・・・、つまり『東上』なわけです!
東武が使われてないんですよ!」
「・・・そうだな」
「東上さんの駅を見て分かるように、
あの人はいつも『東武』より『東上』が強調されてますでしょ?」
「確かにそうだけど・・・、でも最近は大分緩和されている気がするぞ?
時刻表は『東武』と『東上』の大きさが均一になったし」
「でも東上さんは東上東京メトロパスですよ?
ここでも『東武』は使われてません!」
「・・・そりゃ本線と区別する為だろ?」
「まー、そうですけどねぇ・・・」
「それにTJライナーが走ってるのにナンバリングを『TT』にしたら変だぞ?
そんなことしたらTTライナーに改名しなきゃいけないことになるんじゃないか?」
「・・・・」
「だから別に東上が自分が大好きってなわけじゃないだろ?
まぁ、自己主張が強いってのは当っている気もするけど・・・」
「・・・・・」
「・・・って、副都心?」
「なんですかー?」
「お前、なんでふて腐れてんの??」
「だって先輩が最もな意見で僕の発見を一蹴するから・・・」
「最もな意見って・・・、俺はただ思ったことをいっただけじゃないか」
「そうですけど、・・・先輩の言葉は正しくて反論できません!・・・つまんないです」
「つまんないって・・・、じゃ、俺はどうすればよかったんだよ?」
「ぶーっ」
「ぶーっ、ってお前ねぇ・・・、もう新線じゃないんだから」
「そうですけど・・・・、あ、そうだ!」
「?」
「今回は東上さん、本線さんと一緒にスタートするんですね♪」
「は?」
「だっていっつも東上さんは本線さんのあとから始まるじゃないですか?」
「・・・新車の導入とか?」
「そうです☆でも今回は同時にスタートなんですね♪」
「まぁ、なんだかんだで同じ東武だし、一路線だけナンバリングがないのは変だしなぁ・・」
「違いますよー」
「・・・なにが?」
「きっと僕のおかげです☆」
「は?」
「だって東上さん、僕経由で東急さん、つまり横浜と繋がるわけですよ?」
「・・・・で?」
「つまり!観光客が増えるわけです!
それにはナンバリングがあるほうが断然便利ですから!
だから本線さんと一緒に始めることが出来たんですよ♪
あー、僕ってなんて東上さん想い☆」
「・・・言っている言葉は最もだけど、ポジティブすぎるぞ?」
「ふふっ。結果だけ見ればそういうことかもでしょう?
先輩!僕、偉いですか??」
「・・・あー・・、はいはい。お前は偉いよ」
「やったぁっ!久しぶりに有楽町に褒めてもらっちゃった!」
「・・・いつも褒めてるだろ?
ってお前、いつの間に酒を飲んだんだよ・・・・」
「えへへー、ゆーらくちょー、だいすき!」
「はいはい、俺もだよ。だから酔っ払いはもう寝ろ」
「ぶーっ」
「・・・ぶー、じゃないだろ・・ったく。
(それにしも東上のところでナンバリングか・・・、
俺たちメトロの車両の液晶画面も変えるようなのかな??)」

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